民間の資格の仕事
整体師は基準がはっきりとは決まっておらず、民間の資格を取得すれば仕事が行えます。
似たような職業に柔道整復師がありますが、こちらは国家資格を取得しなければならず、学校で3年以上勉強が必要です。これに対し、整体師は半年ほど勉強すれば、資格は取得できます。
整体院で勤務する、または独立開業するという道があり、仕事内容は代替医療であり、西洋医学以外の医療のことです。有名なのがカイロプラティックであり、このような整体を行うのが仕事になります。さらには整体師では治療行為は行えず、患者の患部を改善していくという考えで仕事は行い、利用者は保険は使用できません。
医療行為ではないので、治療という名称が使えないことから、整体師は施術を行うにしても、ホームページを開設するにしても、そこでは施術という言葉を使います。施術を行ってはいきますが、利用者のアフターフォローも重要な仕事です。日常生活で気をつけて症状を悪化させないポイントを教えたり、利用者が自分でマッサージなどを出来るように教えたりと、アドバイスも行っていきます。
最近は生活習慣や持病のみならず、利用者はストレスによっても疾患を抱えていることがありますので、そのようなことも考慮してアドバイスしないとなりません。整体師になるには、健康に関する幅広い知識が求められ、時には精神的なことも理解しないとなりません。
体力を使う仕事
整体師は患者さんの症状を改善し、感謝されることも多いので、やりがいのある仕事でもあります。
それと同時に1日に何人もの患者さんに対して施術を行いますので、体力の要求される職業です。基本は立ちっぱなしの仕事であり、体力の無い方は苦労するでしょう。
施術のやり方でも、コツを得ないとならず、体全体を使い施術を行い、自分の体重などを利用して行います。手首だけで施術しようとしたりすると、すぐに疲れるので仕事になりません。
クレームを受けることもある
施術を行うと、必ず症状が改善するとは限りません。
状態に変化がなかったり、時には痛みが発生するような患者さんもいます。そのような方はクレームを言うこともありますので、クレーム対処もしなければなりません。痛みでも、数日続くような痛みは、施術が原因でないことも多いので、そのことをよく患者さんに説明しないとなりません。
施術では患者さんの患部の体を触り行いますので、女性に対しては施術前に、どのようなことを行うか十分な説明が必要です。その気がなくても、不用意に触られたなどというような方もいますので、誤解の無いようにしなければなりません。さらには患部を施術し、痛めてしまうようなこともありますので、そのときは病院を紹介するなどしましょう。
整体師と共に働く人々
整体師の勤めるクリニックにおいては、ほかの分野の専門士が常駐し、包括的な治療を行っているケースもあります。そのため、求人情報においては整体師と一緒に療法士や鍼灸師などが募集されているケースも多くなっています。整体師としてのキャリアアップをはかる場合は、整体としての技術や知識を追求することに加え、これらの専門資格に挑戦する人も少なくないのです。
先に挙げた通り、整体師やほかの専門士の経験は、別の業種で活かしにくいという特徴があります。転職を検討する際は別のクリニックに努めるか、独立をして自分のクリニックを開業するかの二択になるでしょう。とはいえ、まったく別の業界に参入はできないという話ではなく、中には業界内の知識を活かした、整体院や整骨院のホームページ制作を担う事業所も存在します。
また、高齢化社会が進行するにつれ、家々へ赴く出張形式の整体師や、介護士としても働ける整体師などの需要が高くなることも考えられます。どのような働き方をするにしても、将来的に転職や独立を考えているなら、整体師としてのスキルアップを欠かさないようにするほうが賢明でしょう。