ストレスの種類と体の中で起こること
私達は普段から「ストレス」という言葉をよく使っています。
日常的に使用している「ストレス」という言葉はほとんどの場合「心理的ストレス」のことを言っており、人間関係や仕事上のプレッシャーなど気分的につらいと感じること全般をさします。
正確には人が感じるストレスは心理面だけでなく体への物理的な刺激も含まれており、例えば気温が寒すぎる、暑すぎるという外気の影響であったり、他にも激しい運動をしたりしたときの負担もまたストレスの一つとして扱われます。
他にも飲酒や喫煙、薬物の摂取といった体内環境によくない影響を与えるものが入りこんでも同じくストレスを受けるということになります。
人はそうしたストレスを感じるとまず筋肉が固くなり血流がわるくなってきます。
よくあがり症の人が人前に出ようとするときにカッチコチに固まるという表現がされますが、これは筋肉の硬直が起こるという症状を的確に示したものです。
筋肉の硬直とともに脈拍の低下、血圧の上昇、循環機能の低下や内臓機能の低下といったことも起こってきます。
中でも体に起こる最も悪いストレスの影響は「免疫力の低下」です。
なぜストレスが体によくないか
ストレスを多く受けたときには当然のことながらより多く免疫力の低下が起こります。
寒すぎる時期や暑すぎる時期にはどうしても体調を崩しやすく、風邪を引いてしまったり熱を出してしまったりということがあります。
また日々心理的ストレスを強く感じている人が胃腸の病気になったり、うつ病などの精神疾患になったりすることもあります。
これらはストレスによって普段ならば耐えることができる病気への耐性がなくなり、その結果病原菌などの病気のもとが簡単に体に入り込んでしまうということが関係しています。
つまり日常的に多くのストレスを感じている人はそれだけ病気にかかりやすい弱い体になってしまうということになります。
適度なストレスは体にむしろよい
健康維持の秘訣として「ストレス解消」が言われることもありますが、実はストレスそのものは完全に悪いわけありません。
むしろ適度にストレスのある生活の方が人間にとっては健康に役立つということがよくあります。
例えば適度に激励や叱咤があったほうがよいパフォーマンスを出すことができたり、定期的に運動負荷を加えることでより丈夫な体を作ることができたりといったようなことです。
適度にストレスを感じる生活をしていくことにより、新たなストレスへの耐性も高めていくこともできます。