「非科学的」とは言われている現象ですが
特に理系としてそれまで理論や計算によって世間一般を認識してきた人にとっては、いわゆる「非科学的」とされる現象の全てがいんちき臭いもののように感じてしまいます。
確かに現代においては基礎科学や生物・化学の研究が進んでおり、世の中のほとんどのことが科学的根拠に基づく説明ができるものとなっています。
ですがそうした「科学」により全ての世の中の現象が説明できるかというと決してそういうわけではなく、実際にはどれほど高度な技術を持ってしてもはっきりと原因を解明することができないという事例も沢山存在しています。
中でも人の「脳」に関する研究においてはまだまだ未知の部分が多く、臨床や実験の現場でしばしば突然に発見がされるような珍しい症例が多く見られているというのが現状です。
他にも未だオカルト的な分野として扱われていることの多い未知の生物や現象、地球外生命体についても完全にそれらは「存在しないもの」と決め付けができる状況というわけではありません。
確かに不確定要素の強い現象についてそれを「超常現象だ!」と決めつけてしまうというのはちょっと短絡的にすぎないかという印象はありますが、かといって世の中全ての現象が科学により解明できることというふうに決めつけることもできません。
いわゆる理系としての立場となっている人こそ、むしろそうした科学では証明しきれない現象については先入観ではなく柔軟な思考で対応していきたいところです。
科学では証明しきれない事例とは?
現在ハッキリと化学的・医学的に解明されていない現象はいくつもあります。
もっとも身近な現象としてはまず、「人はなぜあくびをするのか」といったことが挙げられます。
医学的にはあくびという生理現象は人の脳に酸素供給量が不足してきたときに大きく深呼吸をすることによりその不足量を補おうとするために発生するものとして説明がされているのですが、実際にはそうした用途だけではあくびという生理現象を説明しきれない側面もあります。
あくびが出る原因については現在でもはっきりと「こういうケースに生じる」とされている症例は確定しておらず、諸説が同時に存在するという状態となっています。
それらの中でも有力とされているのが、あくびそのものは生理現象ではなく自分自身と周囲へのサインであるという説です。
すなわちあくびがでるということによりそれを見た周囲や本人に警戒心を抱かせるためのものであるという、生物的な本能に基づく行動であるということなのですが、実際のところそれだけですべてのあくびが説明できるというわけではなかったりもします。
幽霊や妖怪は本当に存在しないのか?
理系出身者に限らず、非科学的なものを全般的に嫌う人によくあるのが「幽霊」や「妖怪」といった未知の生物の存在を認めないということです。
厳密に言うと「幽霊」とは以前は人間として生きていた生物が死亡することにより別の生命体に変化するというものであり、「妖怪」はもともと人間であったというわけではなく自然の中から発生した未知の生物ということで大きな違いがあります。
いずれにしろ現在生物として存在しているものとは異質なものであるということでは共通しています。
確かに幽霊や妖怪の存在は科学では証明しきれない不確定なものではありますが、かといってその全てが見た人の錯覚や心理状態の混乱といったことで説明できるかというと決してそうではないケースも多くあります。
存在する・しないということは本人の思考や思想により変わるものとは思いますが、理系人間だからこそ人間の思考だけでは理解できない特殊な存在もあるのだという謙虚な姿勢は忘れずにいたいところです。