1. >
  2. >
  3. 新暗号技術の開発状況
0

新暗号技術の開発状況

セキュリティについて暗号化は必須・・・でもイタチごっこが続いています

ニュースでも近頃よく報道されることが多いのですが、例えば企業から個人情報が漏洩した、また企業や公共機関などがサイバー攻撃にあった、こうした話をよく聞くことがあります。
個人も自分には関係ないと思っていたら、いきなりウイルス感染しパソコン内のデータがパーになってしまったという事も実際に多数起きているのです。
こうしたことを踏まえて通信を行う時、暗号化し情報をとる事が出来ない様にと様々な開発が続けられていますが、新しい暗号化が出来るとすぐに解析されるというイタチごっこ状態となっています。

セキュリティについて研究している研究機関や企業が必死に新しい暗号化技術を模索している中、NICTサイバーセキュリティ研究所では新しい暗号化方式を開発したと発表し一躍注目の的となっているのです。
この新しい暗号技術を利用することで、量子コンピューターにおいても安全に利用出来るようになるといいます。

現在の公開鍵暗号との置き換えも可能という画期的な暗号技術

今回NICTサイバーセキュリティ県k収書セキュリティ基盤研究室が創り上げた暗号技術は、スーパーコンピューターの上を行くようになるといわれている量子コンピューターでも買い得が困難というものです。
格子理論に基づく新しい暗号方式はLOTUSというもので、暗号文を復号する時、構造をチェックするという機能を持つ優れものです。
これによって現在の公開鍵暗号を置きかえる事も出来る、汎用性を持ったという事です。
この格子理論に基づく理論は暗号技術の安全性を評価する方法も共に開発してきたため、統一の基準で比較できることも可能としています。

大きな特徴としては、ブラウザやデータベースなどにも組み込むことができる広い汎用性をもっている事、さらに量子こんぴゅたーにおいても解読が難しい事等が挙げられます。
量子コンピューターは各企業が研究開発を進めている分野で現在大きく発展を遂げている状態です。
それに伴い、量子コンピューターの様に新しいタイプであっても、解読が難しくなる耐量子計算機に対応する暗号を標準化しなければならない事が課題となっています。
現在利用されている暗号化方式を置きかえる評価、選定を行う必要があり、米国国立標準科学研究所が公募を行い、69件の候補が公開され、今後評価が進められていくようです。

耐量子計算機暗号について安全性評価にも貢献できる

今回の新暗号技術が開発されたことによって、これから評価等行われていくのですが、量子コンピューターが普及された後について、情報インフラ整備について安全性を高めることできるといわれています。
更に研究が進められていく中で、安全性について強固な状態を保持できるようになっていくことが期待されている状態です。

まだ一般的に利用出来るという段階にありませんが、将来的に利用出来るようになれば幅広い活用が期待できる優れた技術だと思います。
比較検討が進み、新暗号技術が普及していけば情報社会はもっと安全になっていくはずです。